歯科衛生士の収入が低すぎる件【ボーナスなしで待遇が悪すぎる】

悩める歯科衛生士
悩める歯科衛生士

歯科衛生士ですが、仕事量の割に収入が低いように感じます。

うちのクリニックではボーナスも出ないし・・・これだとわざわざ国家資格とった意味もないような気がするのですが・・・。

今回は上記のような悩みに答えます。

イツコ
イツコ
こんにちは。元・歯科衛生士のイツコです。

歯科医院によっては、激務の上に待遇が悪い職場もありますよね。私が最初に働いたクリニックはまさにそんな感じでした。

「わざわざ国家試験まで取ったのに、なんでこんな苦労しなきゃいけないんだろう・・・」

そう思った私は転職を決意し、待遇重視で歯科医院に転職した経験があります。

今回はそんな私の経験から、収入の低さに悩んでいる歯科衛生士のあなたに解決策を提案します!

歯科衛生士の給料は安いってほんと?

歯科衛生士の給料は安いってほんと?

世間一般的に歯科衛生士の給料は安いというイメージを持たれています。

実際はどうなのでしょうか。

実は歯科衛生士の給料は低いとはいえない

実際のところ、歯科衛生士の月収は25万円、ボーナス45万円で年収364万円が相場となっています。

他の職業も含めた女性の平均年収は280万~500万円である事から、歯科衛生士の給料が特別安いとは言えません。

また初任給に関しては18万~20万円あたりで、専門学校卒や短大卒の女性の初任給に比べると1~2万円多い額となります。

ちなみに他の仕事より初任給が良いのは、歯科衛生士が国家資格が必要な専門職であるためです。

どうして歯科衛生士の給料は安いと感じるの?

歯科衛生士が給料が安いと感じるのは、初任給が比較的高めであるにも関わらず、その後の伸び率があまり良くない事が背景にあります。

30代40代はほとんど給料が上がらず、役職手当がつくような50代以降になってようやく給料が上がったと実感出来るようになります。

50代まで歯科衛生士として頑張る人は少なく、30代で仕事を辞める人が多いため、「歯科衛生士は給料が安い」と頭にインプットされるのです。

さらに月収は平均的であっても、残業代やボーナスが出ないなど待遇面に不満を感じる職場であれば、辞めたいと思うのも自然な感情かもしれません。

歯科衛生士の給料が低いと感じるその他理由は?

歯科衛生士の給料が低いと感じるその他理由は?

上記で説明した事以外に、歯科衛生士の給料が低いと感じる理由をお伝えしますね。

  • 若い年代の女性が多い仕事だから
  • 働く場所によって違いがある
  • 法定労働時間が規模によって異なる

若い年代の女性が多い仕事だから

歯科衛生士の給料が安いと感じるその他の理由は、まず若い年代の女性が多い仕事だからです。

歯科医院は朝から夜遅くまで診療している所が多く、中には日曜休日診療している歯医者もあり、子育て中の女性が勤務するには難しい環境と言えます。

さらに雇う側にとっても、若い人材の方が給料が安く抑えられるメリットがあります。

若い人が多く活躍している職業だからこそ、他の仕事に比べて給料や年収が低く感じられるのです。

働く場所によって違いがある

また働く場所によって給与には違いがあります。一概には言えませんが、規模の小さい歯科医院より規模の大きな歯科医院の方が年収は高くなります。

福利厚生面が整っている所は社会保険完備、教育研修制度や退職金制度がきっちり設けられており、住宅手当や家族手当といった各種手当も充実しています。

ただ歯科医院は歯科医師による小規模経営であるため、小さな歯医者であれば個人で国民健康保険への加入を求められるケースもあります。

イツコ
イツコ
私の最初の職場はまさにそんな感じでした・・・

自分で各種手続きや支払いをしなければならないのは負担が大きく、さらに手当が一切つかないとなると給料も低く感じられます。

法定労働時間が規模によって異なる

歯科衛生士は残業代が出ない事でよくトラブルになります。

所定労働時間は1日8時間、1週間の合計40時間までという決まりがありますが、規模が小さい歯科医院は法定労働時間が1週間で44時間となっています。

イツコ
イツコ
つまり44時間以上勤務して、ようやく残業代がつくようになるのです。

他の仕事では残業代の対象なる勤務時間がタダ働きのような感覚になり、働いた分の対価が支払われないと不満に感じるかもしれません。

歯科衛生士が年収はアップさせる方法は?

歯科衛生士が年収はアップさせる方法は?

3つほど方向性があるかと思います。

  1. 資格の取得
  2. 給料の良い歯科医院に転職をする
  3. 収入の伸び率の良い一般企業に転職する

資格の取得

元々歯科衛生士は国家資格ですが、さらにプラスワンとなる認定資格をとれば、専門的な知識を持っているとして存在価値が高められるのです。

具体的には日本歯科審美学会歯科衛生認定士やインプラント専門歯科衛生士、ホワイトニングコーディネーターなどが挙げられますが、いずれも需要の高い治療メニューに関係しています。

例えばインプラント治療はライセンス不要ですが、知識があやふやな状態で施術を進めるとトラブルが発生する事にも成り兼ねません。
しかし専門性の高い知識を持つ歯科衛生士がいれば、歯科医も患者も安心して治療が進められるようになります。

歯科医院によって違いはありますが、資格を持っている事は評価の対象になり、資格分の手当が上乗せされて年収アップも期待出来るため、努力してみる価値はあります。

給料の良い歯科医院に転職をする

あとは単純に待遇の良い歯科医院に転職するという方法ですね。

イツコ
イツコ
私は歯科医院を3つほど転々としましたが、職場によって全然待遇が異なります。

転職の際にエージェントにあなたの希望する条件を伝えれば、可能な限りで、希望に沿った職場を探してもらえますよ。

収入の伸び率の良い一般企業に転職する

あとは一般企業への転職ですね。給料の伸び率が高い一般企業に転職してみるのも手です。

一般企業もピンキリですが、毎年月収が数万円ずつ上がっていく会社もあります。

私は一般企業に就職しましたが、待遇には満足ですし、何よりキャリアアップの幅が広がるので、色々将来が楽しみになりました。

以下で、歯科医院や一般企業に転職経験のあるイツコも実際に利用した転職支援サービスを紹介しています。是非ご覧ください!

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